石川県の馳浩知事が、東京駅前でウェディング衣装姿で撮影している写真を当事者の許諾を得ずにSNS「フェイスブック(FB)」に投稿していたことがわかった。馳知事はテレビ局制作の映画をめぐり、自身や県職員の映像を「無断で使用された」と肖像権の議論を求めている最中だが、自身が肖像権を侵害した形だ。
馳知事が投稿したのは、「馳浩(はせ浩)石川県知事」のアカウント。19日午後に「東京駅前、寒い中、結婚式目前の若いお二人が、仲良く記念撮影。絵になります」とのメッセージを添えて、ウェディング衣装姿で写真撮影をする男女とカメラマンと思われる女性が写った写真を投稿していた。
20日午前の定例会見で、記者に当事者の許諾を得たかについて問われると、「残念ながら、許諾を得ておりません」と無断での投稿を認めた。さらに、肖像権の侵害の可能性を問われると、「その通りだと思うので、配慮をしたい」と認め、「担当者と相談して、対応したい」と述べた。同日夜9時過ぎに顔にモザイクをかけた画像に差し替えられた。
馳知事は「多くの方々が、写…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル